EMS子による映画レヴュー
 
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【2006.11.18 Saturday 】 author : スポンサードリンク
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彼女をみればわかること


豪華なキャストが勢ぞろいのこの映画は5つのストーリーが
オムニバス形式で進んでいく展開となっています。

異なる世代、異なる環境、職業、家族構成、思考、恋愛・・・。
一見、まったく共通点のない女性たちによる彼女たち
それぞれの視点で見つめる「人生」。

「人生ってなにかしら?」
「幸せってどんなこと?」

そんな答えを探しているかのようにストーリーは、
次から次へと淡々と展開していきます。

■第1話 THIS IS DR.KEENER  [キーナー医師の場合]
 母親の介護に明け暮れる医師エレイン(グレン・クローズ)は、
 恋のお相手にもなかなか思うとおりのコミュニケーションが
 取れず、落ち込んで過ごしている。そんな彼女の元に
 お願いしていた占い師の女性(キャリスタ・フロックハート)が
 きて、彼女の心の悲しみを見事に言い当てる。

■第2話 FANTASIES ABOUT REBECCA [レベッカへの贈り物]
 レベッカ・ウェイモン(ホリー・ハンター)は、勤め先の銀行で
 キャリアを積み、支店長として働いている。
 しかしプライベートでは、独身で、不倫の関係を長く続けている。
 そんな折に妊娠が発覚するも、相手からは優しい言葉も掛けて
 もらえず、年齢的にもラストチャンスである出産すらも
 自ら中絶を選ぶ。彼女の心をうめるものは何か?

■第3話 SOMEONE FOR ROSE [ローズのための誰か]
 年頃の息子と二人暮らしのローズ(キャシー・ベイカー)は、
 お向かいに越してきた男性と知り合い、興味を抱く。
 こっそり覗きにいったり、お向かいが気になるローズの
 様子を知った息子は、ガールフレンドとセックスをしたと
 母親に告げる。(この話は若干ポップ。)

■第4話 GOODNIGHT LILY,GOODNIGHT CHRISTINE 
     [おやすみリリー,クリスティーン]
 占い師クリスティーン(キャリスタ・フロックハート)の
 恋人リリー(ヴァレリア・ゴリノ)は不治の病に冒されている。
 同性愛のカップルである二人は共に暮らし、愛し合っている。
 占いで相談にのることが得意なクリスティーンであるが、
 リリーとのことをどうしたらいいのか不安に怯える日々。
 対するリリーは、クリスティーンとの時間に安らぎを
 感じ、死に対する恐怖を表に出さない。それだけにいっそう
 戸惑うクリスティーンであった。
 
■第5話 LOVE WAITS FOR KATHY[キャシーを待つ恋]
 カルメンの自殺の原因を調べている刑事のキャシーは、
 盲目の妹キャロル(キャメロン・ディアス)が容姿に自身を持ち、
 生き生きと恋愛する姿を羨ましく思っている。
 あるとき、キャロルがカルメンの自殺の原因を推測しながら、
 自殺したカルメンの様子を話しはじめる。
 そのとき、姉のキャシーは普段感じていたキャロルとは
 違う一面を目の当たりにする。

それぞれの女優さんが演じる“彼女”たちは、前にも述べた
通り、異なる人生を歩み、それぞれの心の悩みを持っている。
でもそんな彼女たちは特別な存在ではなく、私たちの周りや
私たち自身が持つ心の悩みや悲しみと同じことを見つめている。

人生に対する不安や悩み、悲しみや嫉妬、そんなありふれた
状況が女性という視点から淡々と描かれている。
(男性をメインにしたらこんな映画はできなかっただろうなぁ)

ちなみにお気に入りは、5話目のキャメロンのストーリーと
2話目のホリー・ハンターのストーリーです。
【2006.11.18 Saturday 01:15】 author : ems子
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グレイスランド
グレイスランド ◆20%OFF!

プレスリーについてあまりよく知らないのですが、
とても温かくて優しい映画でした。

この映画はある事情で心に傷を負った主人公のバイロンが、
青いキャデラックに乗ってメンフィスへ一人旅する途中、
自分をエルヴィス・プレスリーだと名乗るオヤジと出会うところから
物語が始まっていきます。

もちろん映画の時代設定の中でもエルヴィス・プレスリーは既に
この世にはいない存在。おかしなオヤジと関わってしまって苛立つ
バイロンだけれど、このオヤジと共に旅をしながら自らの傷と
閉ざした心を少しずつ解き放っていく・・・。

エルヴィスだと言い張るおかしなオヤジ役にハーヴェイ・カイテル。
なんとも言えない優しい表情と時折見せる寂しげな眼差し。
この役をハーヴェイ・カイテルがやらずに誰がやるんだと言っていい程、
完璧なオヤジを演じたハーヴェイ・カイテル。
私が今までに観た彼の作品のなかでもダントツ!!
特にステージで歌うエルヴィスオヤジは最高でした☆

ラストシーンまで、優しく温かい。
観終わった後に優しさの尾を引く素敵な映画です。
【2006.09.19 Tuesday 22:50】 author : ems子
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妹の恋人
シネマ・ザ・チョイス617妹の恋人(期間限定)

自閉症の妹ジューンと自動車工場で働く兄ベニーは、子供の頃に
両親をなくし、兄妹ふたり暮らし。
ひどく精神を病んでいる妹に手を煩わせながらも、自分の力で
妹とふつうの暮らしをしようと頑張っている優しい兄のベニー。

ある日、ポーカー仲間の家にいるとっても変わった男をポーカーに
負けたペナルティーとして、しばらくの間、一緒に過ごすことになる。
彼の名前はサム。サムは変わった動きでコミュニケーションとり、
戸惑うベニー。

しかしながら、サムと関わることで兄妹に色々な出来事が起こり、
それぞれがそれぞれの気づきと温かい心の交わりが広がる。

この変わった男サムには、変わった男を演じさせたら右に出るものは
いないであろう、ジョニー・デップが好演。

自閉症の妹を演じたメアリー・スチュアート・マスターソンも
悩みを沢山抱えた兄を演じたエイダン・クインもとっても素敵。

アメリカの田舎町を舞台に心温まるストーリー。
田舎町という舞台にありながら、奇異とも取れる個性溢れる登場人物。
何気ない悩みや困難、人生における大きな悩みや困難。
誰しもが抱える心のつっかえ棒もこの映画を観た後には少しだけ
形を変えているかもしれない。そんな映画です。
【2006.06.29 Thursday 22:57】 author : ems子
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【番外編】 男たちの大和
映画『男たちの大和』の舞台となった
鹿児島県の枕崎に行ってきました。

60年以上前、この海の先に大和が出航したことを思うと
何とも言い難い気持ちになりましたが海はとても綺麗でした。

↓写真をクリックするとアルバムが開きます。

YAMATO


★『男たちの大和』のレビューはこちら
【2006.05.08 Monday 23:46】 author : ems子
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リクルート
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アル・パチーノ、コリン・ファレル主演の【リクルート】。
Storyは、以前父親を飛行機事故ということで突然自分のもとから
消えてしまったことで、事故なのか失踪なのか疑問に思い、
真相を知りたいと父への思いを募らせている学生ジェイムズが、
就職活動中にあるCIA捜査官の教官をしている男にリクルート
されることから始まる映画です。

アル・パチーノの映画ということでワクワクして観ました。
実際に最後まで真相を突き止められず、ずっと映画に引き込まれ
ながら観ることができました。

劇中には、CIAに入るための色々な訓練やテストが行われるんだけど、
すごく壮絶というか、「ホントに〜!?」と思ってしまいました。
確かに危険な任務に携わるとしたら、色々な訓練が必要だと思う。

「こんなテストが!?」って思うものがあって、すごく興味深かったです。
アル・パチーノは今回もすごくいい演技をしていると思いました。

この映画が日本で公開された時、確か同じ時期にハリソン・フォードと
ジョシュ・ハートネット共演の【ハリウッド的殺人事件】、そして少し
時期がずれますがトム・ハンクスとレオナルド・ディカプリオ共演の
【キャッチ・ミー・イフ・ユーキャン】が上映されていました。

3つの映画の共通点として、ベテラン俳優と若手俳優の共演という点が
あります。(ディカプリオは若手とは言いにくいのですが。)
わたしはまだ【ハリウッド的殺人事件】の方は観ていないのですが、
予想では【リクルート】の方が良さそうな気がします。
だって【ハリウッド的殺人事件】ってタイトルが・・・(汗)

キャッチミーもストーリーは面白いし、映像もキレイで良かったのですが、
ベテランと若手の共演という点においては【リクルート】が一番だった
ような気がします。アル・パチーノの演技って本当に素晴らしい!!
こういう映画の見方もおもしろいなぁって思いました。

アル・パチーノの映画では『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』と
『フェイク』がホントにオススメ!!必見ですw
【2006.04.05 Wednesday 15:11】 author : ems子
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ウィンドトーカーズ
「ウインドトーカーズ」オリジナル・サウンドトラック

前回の戦争映画つながりで、以前観て感動した映画
『ウィンドトーカーズ』。

ストーリーは、第二次世界大戦中、アメリカ軍の戦闘用の暗号が、
敵軍に知られたことで新しい暗号としてネイティブアメリカンの
ナバホ族の言葉を使うことになった。

戦闘中、ナバホ族の兵は暗号を伝えるべく通信兵として戦場に出兵する中、敵軍に暗号を知られないようにと、一人一人に護衛をつけた。

もし通信兵が敵軍に捕まった際には手段を選ぶなという指令つきで。
その中でアメリカ兵とナバホ族の通信兵との間にかすかな友情が芽生え
始める・・・って感じです。

冒頭から恐ろしい戦争の描写に何度も手で顔を覆いたくなるような
シーンが続きました。
戦争映画などの怖い映画はすこし苦手だったのですが、
とても素敵なストーリーに、ラストシーンでは劇場の多くの人たちが
涙を流していました。

監督がジョン・ウーだったし、大好きなC.スレーターが出ていたので、
先行上映の時に観てきました。
内容もとても濃くて感動の映画でした。今までに観た戦争映画とは
すこし違っていて、敵を憎むとかそういったことはほとんど受け取れず、
ただただ戦争ということ自体が悲しみをもたらしていることが
とても良く伝わってきました。
戦争映画を苦手とする人もきっと最後まで観られる作品です。
【2006.01.22 Sunday 22:06】 author : ems子
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男たちの大和
YAMATO浮上! ドキュメント・オブ・『男たちの大和/YAMATO』

お正月に『男たちの大和』を観てきました。
戦闘シーンが壮絶すぎて観られなかったらどうしようかと思いましたが、
時々顔に手が行きながらも最後まで夢中で観ることができました。

この映画は、昭和20年太平洋戦争の真っ只中の日本が舞台。
昭和16年真珠湾攻撃を皮切りに始まった太平洋戦争だが、
昭和19〜20年にかけては東京大空襲、沖縄への攻撃と続き、
誰もが信じていた日本の勝利が揺らぎはじめた。

その時期、日本海軍最大の艦といわれた“大和”の最後の1隻が、
運命の出航を迎える・・・!!

この大和には約7000名の乗組員が乗船していたと言われています。
彼らには、援護する戦闘機は一機もなく、その“運命”は非情にも“死”と
切り離せないものであった。

7000もの命には、それぞれの人生があり、彼らには守りたい愛すべき人
がいた。その人たちのために彼らは闘ったのだ。

・・・散り行く運命と知りながら、闘った彼らには、
どのような決意があったのか!?

その時代を社会の教科書や歴史のTV番組でしか知らない自分たちには、
到底分からないその時代の人々の想いを深く考えさせられました。

この映画は、戦争時の人々だけではなく、その後に生きる人々にも、
スポットが当てられています。

昭和20年。
現代の若い人たちにとっては、両親または祖父母が生まれた時代
にあたると思います。戦争は消し去りたい辛い歴史ではあるけれど、
戦争を生きた人々(戦死した人々を含む)や戦後を支えた人々の
想いは決して無駄にはしてはならないと思いました。
その想いを後世にずっと伝え続けたい思いでいっぱいです。
【2006.01.09 Monday 18:22】 author : ems子
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グッバイ、レーニン!
グッバイ、レーニン! ◆20%OFF!

旧東ドイツを舞台に、両ドイツ統一時期のお話。
西ドイツに亡命した父に残された主人公アレックスは、
社会主義の国家に全てを捧げた母と姉の3人暮らし。

父の亡命により言葉をなくした母だったけど、国に尽くす
ことによって生きる力を取り戻した。
そんな母が両ドイツ統一前に心臓発作で倒れてしまう。

母が意識不明のままドイツは統一、社会主義国家だった
東ドイツは瞬く間に西ドイツ色に染まっていった。
彼らの世の中はガラリと変わっていった。

8ヵ月後、すっかり変わってしまった世の中を知らぬまま
母は目覚める。主人公のアレックスや彼を取り巻く人々が
母の体を思いやり、絶対安静の母の部屋だけを旧東ドイツ
のままに作り上げた。
母が再び発作を起こさぬよう、次々と出てくる矛盾点を
上手く隠しながら、母を守ろうとするアレックスの姿に
家族の温かさと、母と息子の愛を感じられる映画です。

母に生きて欲しいという思いから作り上げられた、
小さな国(部屋)母のための東ドイツはいつしかアレックス
自身が動かす国となり、彼自身がドイツ統一を受け入れ、
新たな世界への一歩を踏み出していくきっかけとなった
のではないかと思いました。

ストーリーでは語られなかった部分だけど、お母さんは
きっと最後は気付いていたんじゃないかと思う。
ドイツ統一のニュースを流すシーンで、お母さんが
アレックスを見たときの優しい表情がそれを語っていた
ような気がします。

アレックス役のダニエル・ブリュールと、お母さん役の
カトリーン・ザースの演技、特に表情が心に残りました。

お母さんが「歩けるよ」といって、外に飛び出すシーン
が好きです。空を見上げるお母さんと街の様子、色合い
がとてもキレイ。この映画は色使いもとても綺麗でした。
【2005.12.22 Thursday 12:56】 author : ems子
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